この長者町地区を知るためのツールとして、26枚のポストカードに
まちの歴史・文化・経済そして様々なうごきの数々を織り込み、
「AtoZ 2010 色は匂えど長者町」を作成しました。
ここでは、これら26枚のカードの中から、とっておきの5枚を紹介します。
▲Chojamachi Senni-gai(長者町繊維街)
長者町繊維街は、名古屋市中区錦二丁目にある繊維問屋街です。
江戸時代には城下町として賑わい、戦後の繊維不足で最も栄え日本三大繊維街の一つとなりましたが、
一時はシャッター街といわれるほど、元気をなくしてしまいました。
今では地元の有志やNPO法人、ベンチャー企業などのパートナーシップにより、
カフェやギャラリーの新設など新しい魅力の創出が試みられ、新しい風が吹き始めています。
▲Hanare(hanare)
「錦二丁目まちの会所hanare」は、まちが好きで、まち情報を広く発信したいという想いから結成された集まりです。
集まったりはなれたり、ゆるやかに活動しています。
hanareということばには「まちを彩る花になれ」や「まちを再び花いっぱいに」などの意味が込められています。
▲Ito tansu(糸タンス)
長者町には昔、洋裁学校があり、夜は繊維会社に勤める人などが仕事後習いに来ていました。
生徒は自分の布に近い色の糸を糸タンスから選んで買ったそうです。
―原あき、地域読本『わたしのすきな長者町』、2009
▲Kaikan(“かいかん”)
“かいかん(会館)”は高さ50cm、広さ3坪程の台上で商売できるようになっている建物で、昔の長者町にたくさんありました。
大阪の繊維街でこの商い方法を見た、伝馬町通りの当時の長者町繊維卸会館の主人が、
長者町で初めてつくったものだと言われており、2階にはお客さんが泊まれる部屋もありました。
―原あき、地域読本『わたしのすきな長者町』、2009
▲Ugoki(うごき)
まちの人、専門家、NPO、学生など様々な立場のまち好きが出会って「うごき」が生まれています。
例えば、たくさんのつぶやきをつなぐ場としての「まちのデザイン塾」の取り組みは6年目になり、
「錦二丁目まちづくり憲章」が生まれ、「まちづくり構想」づくりを現在すすめているところです。
このまちがすきだから、の「おもい」から「うごき」へ。
AtoZポストカードは、2010年10月23日・24日の「長者町ゑびす祭り」でも販売予定です!
興味をもたれた方はぜひ、まちの会所ブースへ!!
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